こんにちは!やん(@yan_blog3)です。

高収益・高配当の銘柄を探したいな〜
株価も高すぎない銘柄が良いな〜
でも自分で調査や分析をするのは難しいし面倒!
そんな方に向けて、本記事では、世界3位のタバコ販売企業であり、「たばこ事業」を中核に医薬・食品事業を営む日本たばこ産業(2914)の会社概要、財務状況について解説します。ご興味ある方はぜひ記事をご覧ください。
まとめ


はじめにまとめです。
株価 | 2,334.5円 | 営業利益率 | 22% |
PER(会社予想) | 12.6倍 | 営業CFマージン | 25% |
PBR(実績) | 1.48倍 | ROE | 12% |
配当利回り | 6.00% | 自己資本比率 | 48% |
・日本たばこ産業(2914)は世界3位のタバコ販売会社で、「たばこ事業」を中核に医薬・食品事業を営む。
・事業セグメントは主に海外たばこ(62%)、国内たばこ(27%)、医薬(4%)、加工食品(7%)の4つ。
・グローバル・タバコ・メーカーとして130ヶ国以上の国と地域で販売。
・2020/12期の売上高は2,092,561 百万円(約2兆925億円)、営業利益率 22% 純利益率15%
・2020/12期の売上高成長率(前年同期比)は-4%
・2020/12期のEPSは175円(連続して下落)
・2020/12期のROEは12%
・2020/12期の営業CFマージンは25%
・2020/12期の自己資本比率は48%、流動比率は151%、固定比率は130%
・配当利回り(予想)は6.00%
・株主優待:100株以上で2,500円相当の自社製品(食品等)(権利確定月:12月)
・株価は2,334.5円(予想PER12.6倍) と過去3年の平均値12.3倍を下回る水準(2021/12/9時点)
株価は、過去3年間の予想PERの平均値13.0倍以下となっており、高配当・優待もある銘柄ですので、投資検討をしても良いかと思います。配当利回り6%は魅力的ですが、個人的には、たばこ事業の縮小リスクと、減配リスクがあるため、少額での投資に留めたいと思います。
(※投資は全て自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
会社概要


日本たばこ産業(2914)は世界3位のタバコ販売会社で、「たばこ事業」を中核に医薬・食品事業を営んでいます。
会社概要 | |
---|---|
本社所在地 | 日本 東京 |
設立 | 1985 |
上場 | 1994年(証券コード:2914) |
事業 | たばこ・医薬・食品事業 |
従業員数 | 58,300人 |
売上高 | 2,092,561 百万円(2020/12期) |
企業HP | URL |
IR資料 | URL |
事業セグメント(売上構成比)は海外たばこ(62%)、国内たばこ(27%)、医薬(4%)、加工食品(7%)の4つです。


たばこ事業においては、世界3位のグローバル・タバコ・メーカーとして130ヶ国以上の国と地域で販売しています。




財務状況


続いて、業績や財務状況を確認していきます。
※財務関連のデータは、同社の財務諸表を参照しています(出所:以下の同社のホームページ)
売上高・売上高成長率(年次)
年次の売上高成長率(前年同期比)は以下の通りです。2020/12期の売上高は2,092,561 百万円(約2兆925億円)、売上高成長率(前年同期比)は-4%で、過去10年で横ばいで推移しています。


売上高・売上高成長率(四半期)
四半期の売上高成長率(前年同期比)は以下の通りで、2021/09期の売上高は621,536百万円(約6,215億円)、売上高成長率(前年同期比)は+11%となっています。四半期ベースの売上は波はあるものの横ばいで推移しています。


売上・営業利益・当期純利益(年次)
年次の売上・営業利益・当期純利益は以下の通りです。2020/12期の売上高は2,092,561 百万円(約2兆925億円)、営業利益率 22% 純利益率15%となっており、売上高は横ばいで、営業利益率は20%以上の水準で推移しています。


売上・営業利益・当期純利益(四半期)
四半期の売上・営業利益は以下の通りで、2021/09期の売上高は621,536百万円(約6,215億円)、営業利益は26%となっています。


EPS (年次)
年次のEPS推移は以下の通りで、2020/12期のEPSは175円とここ数年で連続して下落していることが分かります。


EPS (四半期)
四半期のEPSの推移は以下の通りです。




ROE
2020/12期のROEは12%となっており、2012年以降は連続して下落しています。


キャッシュフロー
年次のキャッシュフローは以下の通りです。安定して一定の営業CFがあり、投資CFも多くはなく、フリーCFは殆どの期間でプラスで推移しています。


営業CFマージン
年次の営業CFマージンは以下の通りです。2020/12期の営業CFマージンは25%と高い水準にあり、過去を見ても波はあるものの基本的に15%以上の高い水準であることが分かります。


バランスシート(安全性)
続いて財務的な安全性を見ていきます。
2020/12期の自己資本比率は48%、流動比率は151%、固定比率は130%、であり安全性に大きな問題はなさそうです。
自己資本比率 | 48% |
流動比率 | 151% |
固定比率 | 130% |
固定長期適合比率 | 83% |




配当
一株当たり配当の推移は以下の通りです。2020/12期の一株当たり配当は154円で、連続増配されてきていましたが、2021/12期は減配(予)となっています。現時点での予想配当利回りは6.0%となっています。


株主優待
株主優待は以下の通りで、100株以上で2,500円相当の自社製品(食品等)(権利確定月:12月)となっています。その他は以下のJTウェブサイトのリンク先をご覧ください。




株価


最後に株価を確認していきます(2021年12月9日現在)。
現在の株価は2,334円(予想PER12.6倍)と過去3年の平均値13.0倍を下回る水準にあります(2021/12/9時点)。


株価は、過去3年間の予想PERの平均値13.0倍以下となっており、高配当・優待もある銘柄ですので、投資検討をしても良いかと思います。配当利回り6%は魅力的ですが、個人的には、たばこ事業の縮小リスクと、減配リスクがあるため、少額での投資に留めたいと思います。
(※投資は自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
まとめ


最後にまとめです。
株価 | 2,334.5円 | 営業利益率 | 22% |
PER(会社予想) | 12.6倍 | 営業CFマージン | 25% |
PBR(実績) | 1.48倍 | ROE | 12% |
配当利回り | 6.00% | 自己資本比率 | 48% |
・日本たばこ産業(2914)は世界3位のタバコ販売会社で、「たばこ事業」を中核に医薬・食品事業を営む。
・事業セグメントは主に海外たばこ(62%)、国内たばこ(27%)、医薬(4%)、加工食品(7%)の4つ。
・グローバル・タバコ・メーカーとして130ヶ国以上の国と地域で販売。
・2020/12期の売上高は2,092,561 百万円(約2兆925億円)、営業利益率 22% 純利益率15%
・2020/12期の売上高成長率(前年同期比)は-4%
・2020/12期のEPSは175円(連続して下落)
・2020/12期のROEは12%
・2020/12期の営業CFマージンは25%
・2020/12期の自己資本比率は48%、流動比率は151%、固定比率は130%
・配当利回り(予想)は6.00%
・株主優待:100株以上で2,500円相当の自社製品(食品等)(権利確定月:12月)
・株価は2,334.5円(予想PER12.6倍) と過去3年の平均値12.3倍を下回る水準(2021/12/9時点)
株価は、過去3年間の予想PERの平均値13.0倍以下となっており、高配当・優待もある銘柄ですので、投資検討をしても良いかと思います。配当利回り6%は魅力的ですが、個人的には、たばこ事業の縮小リスクと、減配リスクがあるため、少額での投資に留めたいと思います。
(※投資は全て自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)



最後までご覧いただき、ありがとうございました。