こんにちは!やん(@yan_blog3)です。

高収益・財務健全な銘柄を探したいな〜
株価も高すぎない銘柄が良いな〜
でも自分で調査や分析をするのは難しいし面倒!
そんな方に向けて、本記事では、国内最大手の総合リース会社のオリックス(8591)の会社概要、財務状況について解説します。ご興味ある方はぜひ記事をご覧ください。
まとめ


はじめにまとめです。
株価 | 2,249円 | 営業利益率 | 11% |
PER(会社予想) | 10.9倍 | 営業CFマージン | 48% |
PBR(実績) | 0.87倍 | ROE | 6% |
配当利回り | 3.47% | 自己資本比率 | 23% |
・オリックス(8591)は国内最大手の総合リース企業。不動産や生命保険など多角化。
・多角的な事業ポートフォリオを有しており、10セグメントと16事業ユニットで構成される。
・2021/03期の売上高は2,292,708百万円(約2兆2,927億円)、営業利益率 11% 純利益率8%
・2021/03期の売上高成長率(前年同期比)は+1%
・2021/03期のEPSは159円(前年同期比-36% )
・2021/03期のROEは 6 %
・2021/03期の営業CFマージンは48%
・2021/03期の自己資本比率は23%、流動比率は122%、固定比率は237%
・配当利回り(予想)は3.47%、株主優待は100株以上でカタログギフト(権利確定月:3月)
・現在の株価は2,249円(予想PER 10.9倍)と過去3年の平均値9.4倍を下回る水準(2021/12/10時点)
株価は、過去3年間の予想PERの平均値9.4倍以上となっており、必ずしも割安とは言えませんが、高配当で優待付きの銘柄ですので、株価が下がったタイミングで投資検討をしたいと思います。
(※投資は全て自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
会社概要


オリックス(8591)は国内最大手の総合リース企業で、不動産や生命保険など含めて多角化的なポートフォリオを持つ企業です。
会社概要 | |
---|---|
本社所在地 | 日本 東京・大阪 |
設立 | 1964年 |
上場 | 1970年(証券コード8591) |
事業 | 総合リース、不動産、生保など |
従業員数 | 33,139人 |
売上高 | 2,292,708 百万円(2021/03期) |
企業HP | URL |
IR資料 | URL |
オリックスは1964年に設立され57年の歴史がある企業で、法人営業・メンテナンスリース、不動産、事業投資、環境エネルギー、保険、銀行・クレジット事業、など多角的な事業ポートフォリオを保有しています。
事業セグメントと事業ユニットは以下の通りで、オリックスの事業は、10のセグメントと16の事業ユニットで構成されています。現在では世界約30カ国・地域で約33,000人の従業員により事業を展開しています。


セグメント利益は以下の通りで、法人営業・メンテナンスリース、不動産、保険、銀行クレジット、ORIX USA、ORIX Europeなどの割合が高いですが、多数の事業に分散されていることが分かります。


22/03上半期のセグメント利益は以下の通りです。前年比で法人営業・メンテナンスリース、不動産、ORIX USAが特に回復していることが分かります。




財務状況


続いて、業績や財務状況を確認していきます。
※財務関連のデータは財務諸表を参照しています(出所:以下の同社ホームページ)
売上高・売上高成長率(年次)
年次の売上高成長率(前年同期比)は以下の通りです。2021/03期の売上高は2,292,708百万円(約2兆2,927億円)、売上高成長率(前年同期比)は+1%で、2018年をピークに下落した後、直近では横ばいとなっています。


売上高・売上高成長率(四半期)
四半期の売上高成長率(前年同期比)は以下の通りです。2021/09期の売上高は632,721百万円、売上高成長率(前年同期比)は16%と、前年同期比でプラス成長となっています。


売上・営業利益・当期純利益(年次)
年次の売上・営業利益・当期純利益は以下の通りです。2021/03期の売上高は2,292,708百万円(約2兆2,927億円)、営業利益率 11% 純利益率8%となっています。
2021/03期は、新型コロナウィルスの影響で、旅館・ホテル運営事業、航空機リース事業者、空港運営に関わるコンセッション事業が悪影響を受けたことで、前期比36%減益となっています。


売上・営業利益・当期純利益(四半期)
四半期の売上・営業利益は以下の通りです。2021/09期の売上高は632,721百万円、営業利益は17%となっており、前期の減益から回復してきていることが分かります。


EPS (年次)
年次のEPS推移は以下の通りで、2021/03期のEPSは159円と急減しています。(2021/03期は、新型コロナウィルスの影響で、旅館・ホテル運営事業、航空機リース事業者、空港運営に関わるコンセッション事業の減益。)


EPS (四半期)
四半期のEPSの推移は以下の通りです。2021/03期は減少していますが、2021/06以降回復してきていることが分かります。




ROE
2021/03期のROEは6%と、2014年以降、10%以上を維持していましたが、10%を割ってしまっています。


キャッシュフロー
年次のキャッシュフローは以下の通りです。営業CFはリース関連の回収などが含まれ安定して一定以上の収入があり、投資CFにはリース資産の購入、貸付、関連会社への投資などが含めまれており多額になっています。現金及び現金同等物は潤沢にあることが分かります。


営業CFマージン
年次の営業CFマージンは以下の通りです。2021/03期の営業CFマージンは48%と非常に高い水準で推移しています。


バランスシート(安全性)
続いて財務的な安全性を見ていきます。
2021/03期の自己資本比率は23%、流動比率は122%、固定比率は237%、と安全性は良好であることが分かります。
自己資本比率 | 23% |
流動比率 | 122% |
固定比率 | 237% |
固定長期適合比率 | 98% |




配当
一株当たり配当の推移は以下の通りです。2021/03期の一株当たり配当は78円、現時点での予想配当利回りは3.47%となっています。


株主優待
株主優待は以下の通りで、100株以上で自社取引先取扱商品等のカタログギフト、株主カードを貰えます。






株価


最後に株価を確認していきます(2021年12月10日現在)。
現在の株価は2,249円(予想PER10.9倍)で、過去3年間の平均値9.4倍以上となっています(PERは会社予想ベース)。


株価は、過去3年間の予想PERの平均値9.4倍以上となっており、必ずしも割安とは言えませんが、高配当で優待付きの銘柄ですので、株価が下がったタイミングで投資検討をしたいと思います。
(※投資は自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
まとめ


最後にまとめです。
株価 | 2,249円 | 営業利益率 | 11% |
PER(会社予想) | 10.9倍 | 営業CFマージン | 48% |
PBR(実績) | 0.87倍 | ROE | 6% |
配当利回り | 3.47% | 自己資本比率 | 23% |
・オリックス(8591)は国内最大手の総合リース企業。不動産や生命保険など多角化。
・多角的な事業ポートフォリオを有しており、10セグメントと16事業ユニットで構成される。
・2021/03期の売上高は2,292,708百万円(約2兆2,927億円)、営業利益率 11% 純利益率8%
・2021/03期の売上高成長率(前年同期比)は+1%
・2021/03期のEPSは159円(前年同期比-36% )
・2021/03期のROEは 6 %
・2021/03期の営業CFマージンは48%
・2021/03期の自己資本比率は23%、流動比率は122%、固定比率は237%
・配当利回り(予想)は3.47%、株主優待は100株以上でカタログギフト(権利確定月:3月)
・現在の株価は2,249円(予想PER 10.9倍)と過去3年の平均値9.4倍を下回る水準(2021/12/10時点)
株価は、過去3年間の予想PERの平均値9.4倍以上となっており、必ずしも割安とは言えませんが、高配当で優待付きの銘柄ですので、株価が下がったタイミングで投資検討をしたいと思います。
(※投資は全て自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)



最後までご覧いただき、ありがとうございました。