こんにちは!やん(@yan_blog3)です。

高収益・財務健全な銘柄を探したいな〜
株価も高すぎない銘柄が良いな〜
でも自分で調査や分析をするのは難しいし面倒!
そんな方に向けて、本記事では、固定資産管理ソリューションのプロシップ(3763)の会社概要、財務状況について解説します。ご興味ある方はぜひ記事をご覧ください。
まとめ


はじめにまとめです。
株価 | 1,499円 | 営業利益率 | 32% |
PER(会社予想) | 17.6倍 | 営業CFマージン | 17% |
PBR(実績) | 2.27倍 | ROE | 12% |
配当利回り | 2.67% | 自己資本比率 | 84% |
・プロシップは固定資産管理のパッケージソフト「ProPlus」の開発・販売、受託開発を行う企業
・固定資産管理ソリューションで業界トップクラス
・メインターゲットは年商500億円以上の上場企業で、導入企業は5,000社以上
・2021/03期の売上高は5,351百万円(約53.5億円)、営業利益率 32% 純利益率22%
・2021/03期の売上高成長率(前年同期比)は+6%
・2021/03期のEPSは78円(過去10年間は右肩上がりで成長)
・2021/03期のROEは12%
・2021/03期の営業CFマージンは17%
・2021/03期の自己資本比率は84%、流動比率は720%、固定比率は17%と安全性は良好
・配当利回り(予想)は2.67%、株主優待として100株以上で1,000円分のQUOカード
・株価は、直近は1,499円(予想PER17.6)まで下落 (2021/12/03時点)
・今後はクラウド型ソリューションの拡充にも注力していく方針
株価は下落基調にあることから、まだ下がる可能性は十分にありますが、過去3年間の予想PERの平均値17.9倍以下になっているため、そろそろ投資検討をしていきたいと思います。
(※投資は全て自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
会社概要


プロシップ(3763)は、固定資産管理ソリューション「ProPlusシリーズ」の開発・販売、受託開発を行う企業です。
会社概要 | |
---|---|
本社所在地 | 日本 東京 |
設立 | 1969年 |
上場 | 2005年(3763) |
事業 | 固定資産管理ソリューション |
従業員数 | 193人 |
売上高 | 5,351百万円(2021/03期) |
企業HP | URL |
IR資料 | URL |
プロシップは1969年に会計コンサルティング業からスタートした会社で、現在では、下記のような固定資産管理や販売管理などのITソリューション(ProPlusシリーズ)を提供しています。


プロシップのメインターゲットは上場企業であり、5,000社以上の導入実績があります(シェア50%)。また、業界の偏りなく採用されており、各業界の有力企業でも採用されていることから、汎用性・競争力の高さがうかがえます。




プロシップのソリューションの特徴は、一般的なERP製品と違い、固定資産管理に特化していることです。固定資産管理は、業務が高度化しており、IFRS対応等の制度改正への迅速な対応が必要で、この分野において顧客満足度の高いITソリューションを提供できることがプロシップの特長と言えます。


また、グローバルでの資産管理に対応するために、24カ国の税務標準に対応していることも強みです。




財務状況


続いて、プロシップの業績や財務状況を確認していきます。
※財務関連のデータは、プロシップの財務諸表を参照しています(出所:以下のプロシップのホームページ)


売上高・売上高成長率(年次)
年次の売上高成長率(前年同期比)は以下の通りです。2021/03期の売上高は5,351百万円(約53.5億円)、売上高成長率(前年同期比)は6%で、過去5年を見ると右肩上がりで堅調に成長しています。


売上高・売上高成長率(四半期)
四半期の売上高成長率(前年同期比)は以下の通りです。2021/09期の売上高は1,680百万円、売上高成長率(前年同期比)は39%と、成長率が上昇しています。


売上・営業利益・当期純利益(年次)
年次の売上・営業利益・当期純利益は以下の通りです。2021/03期の売上高は5,351百万円(約53.5億円)、営業利益率 32% 純利益率22%となっており、売上が拡大しつつ、営業利益率は30%台と、高い収益性が維持されています。


売上・営業利益・当期純利益(四半期)
四半期の売上・営業利益は以下の通りです。2021/09期の売上高は1,680百万円、営業利益は34%となっており、収益性・成長性とも高いことが分かります。


EPS (年次)
年次のEPS推移は以下の通りで、2021/09期のEPSは78円と過去10年間で右肩上がりで上昇していることが分かります。


EPS (四半期)
四半期のEPSの推移は以下の通りです。季節性があり3月期にEPSが高くなる傾向にありますが、徐々にEPSが上昇していることが分かります。




ROE
2021/03期のROEは12%と10年以上の間、10%超で推移しています。


キャッシュフロー
年次のキャッシュフローは以下の通りです。過去10年間のフリーCFは殆どでプラスとなっており、現金および同等物が積み上がっていることが分かります。


営業CFマージン
年次の営業CFマージンは以下の通りです。2021/03期の営業CFマージンは17%、過去は20-30%台が多くあることからも、キャッシュを生む力が高い事が分かります。


バランスシート(安全性)
続いて財務的な安全性を見ていきます。
2021/03期の自己資本比率は84%、流動比率は720%、固定比率は17%、と安全性は良好であることが分かります。
自己資本比率 | 84% |
流動比率 | 720% |
固定比率 | 17% |
固定長期適合比率 | 16% |




配当
一株当たり配当の推移は以下の通りです。2022/03期の(予想)一株当たり配当は40円、現時点での予想配当利回りは2.67%となっています。


株主優待
株主優待は以下の通りで、100株以上で1,000円分のQUOカードが貰えます。




株価


最後に株価を確認していきます(2021年12月3日現在)。
プロシップの株価は、直近では1,499円(予想PER17.6倍)まで下落しています(PERは会社予想ベース)。


株価は下落基調にあることから、まだ下がる可能性は十分にありますが、過去3年間の予想PERの平均値17.9倍以下になっているため、そろそろ投資検討をしていきたいと思います。
(※投資は自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
まとめ


最後にまとめです。
株価 | 1,499円 | 営業利益率 | 32% |
PER(会社予想) | 17.6倍 | 営業CFマージン | 17% |
PBR(実績) | 2.27倍 | ROE | 12% |
配当利回り | 2.67% | 自己資本比率 | 84% |
・プロシップは固定資産管理のパッケージソフト「ProPlus」の開発・販売、受託開発を行う企業
・固定資産管理ソリューションで業界トップクラス
・メインターゲットは年商500億円以上の上場企業で、導入企業は5,000社以上
・2021/03期の売上高は5,351百万円(約53.5億円)、営業利益率 32% 純利益率22%
・2021/03期の売上高成長率(前年同期比)は+6%
・2021/03期のEPSは78円(過去10年間は右肩上がり)
・2021/03期のROEは12%
・2021/03期の営業CFマージンは17%
・2021/03期の自己資本比率は84%、流動比率は720%、固定比率は17%と安全性は良好
・配当利回り(予想)は2.67%、株主優待として100株以上で1,000円分のQUOカード
・株価は、直近は1,499円(予想PER17.6倍)まで下落 (2021/12/03時点)
・今後はクラウド型ソリューションの拡充にも注力していく方針
株価は下落基調にあることから、まだ下がる可能性は十分にありますが、過去3年間の予想PERの平均値17.9倍以下になっているため、そろそろ投資検討をしていきたいと思います。
(※投資は全て自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)



最後までご覧いただき、ありがとうございました。