こんにちは、やん(@yanblog3)です。
この動画はこんな方におすすめです。
(スライドの内容)…そんな方におすすめの動画となってますので、ぜひ最後までご覧ください。
HBMの基礎や、HBM市場、大手のマイクロン、サムスンについても過去に動画を出してますので、HBM市場全体のことを知りたい方は、まずはこのスライドの動画をご覧いただければと思います。
過去の動画は概要欄にリンクを貼っておきます。
この動画の内容はこちらのスライドの通りです。
まずHBM市場におけるSK Hynixの位置付けを確認するために、
DRAM市場とHBM市場の数字と、SKハイニクスのシェアなどの数字を復習しておきます。
そして、SKハイニクスの24Q1決算の数字と、決算説明、質疑応答の内容を確認していきます。
最後にメモリ大手3社の最近の決算説明などの情報から、3社の「現状と今後の見通し」をまとめていきます。
遅くなりましたが、私のプロフィールはこちらの通りで、
30代会社員2児の父で、純資産1億円を貯めてサイドFIREを目標に、資産形成に励んでいる「やん」と申します。
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当然ですが、投資は自己責任ですので、ご自身の判断と責任の下で行なってください。
HBM市場とSK Hynix
では、まずはじめにHBM市場とSKハイニクスについてです。
HBMについては、過去の動画で細かく説明していますが、
AI半導体に欠かせない特殊なメモリで、AI性能向上に直結するためとても重要なメモリです。
HBMは非常に高いデータ転送速度のDRAMということを動画で説明しました。
ということで、まずはDRAM市場、そしてHBM市場の数字と、各社のポジションを確認していきます。
まず、DRAM市場の市場規模ですが、2023年の低迷から回復しつつありますが、
市場規模は23年Q4で約17Bとなっています。
DRAM市場のシェアはこのスライドの通りで、
1位がサムスンで約45%、2位がSKハイニクスで約32%、3位がマイクロンで約19%となっています。
このDRAM市場におけるHBMの割合ですが、2024年末には約20%に達すると予想されています。
グラフにするとこのスライドのようになりますが、全体が$84Bに対して20%なので、2024年で約$17Bと結構な規模になる予想です。
2025年以降もHBM市場はさらに成長すると考えられているため、DRAM市場に占める割合も拡大していくと予想されます。
調査会社のYoleの予想を基にすると、HBM市場の市場規模予測はこのスライドの通りで、
左がビット出荷数ベース、右が売上高ベースの市場規模です。
先ほどのTrendForceの数値とは少し差がありますが、2024年に約$14B、2025年には約$20Bに達すると予想されています。
そして、HBM市場におけるシェアですが、このスライドはTrendForceの表を引用しています。
2023年のシェアは、SKハイニクスとサムスンが47.5%で、マイクロンが5%だったようですが、
2024年には、SKが52.5%で1位、サムスンが42.4%で2位、マイクロンが5.1%で3位になる予想となっています。
円グラフにするとこのスライドの通りで、
DRAMではサムスンが首位ですが、HBMではSKハイニクスが最大手となる予想です。
チャンネル登録、高評価よろしくお願いします。
SK Hynix 24Q1決算
では続いて本題のSK Hynix24Q1決算の内容に入っていきます。
SK Hynix 基本情報・事業セグメント
まずはじめに基本情報ですが、
SKハイニクスは1983年設立の、韓国の大手メモリメーカーです。
事業セグメントはこちらの通りで、DRAMが全体の約6-7割、NANDが約3割、その他が数%となっています。
今回の24Q1決算は、こちらのスライドの赤枠で囲んだ期間の業績です。
SKハイニクスとサムスンはカレンダー通りなので分かりやすいですが、マイクロンは8月基準になっている点にご留意ください。
24Q1 決算の数字
では24Q1の業績に入ります。
このスライドは売上・営業利益・純利益の推移のグラフです。
24Q1の売上は12.43兆ウォンで、営業利益が2.89兆ウォン、純利益が1.9兆ウォンでした。
こちらはセグメント別の売上高の推移のグラフです。
HBMを含むDRAMも伸びてはいますが、NANDの伸びが大きいことがわかります。
このスライドは23Q4と24Q1の比較です。
右のグラフを見ていただくと、売上高はQoQで+9.9%、営業利益は+734%の増加と増収、大幅な増益となっています。
左のグラフを見ていただくと、セグメント別では、DRAMが+3.2%、NANDが+33%の増収となっています。
ちなみに株価は、前回の決算後に大きく上昇していましたが、
本日4/25日の終値を確認できていませんが、決算を受けて3-4%下げているようです。
24Q1 決算説明
では続いて、なぜ業績が改善しているか、決算の中身を見ていきましょう。
決算説明の中身は、一部抜粋、DeepLなどの翻訳ツールで日本語に翻訳、要約している点にご留意ください。
ご自身で中身を確認して内容を精査したい方は、原文を読んだり、カンファレンスコールを聞いたりされることをオススメします。
まず、重要なDRAM , NANDのB/G(ビット出荷成長)とASP(平均販売価格)についてです。
(スライドの内容)となっています。
DRAM, NANDとも出荷量は伸びていませんが、ASPが大きく上昇していることが分かります。
続いて、マーケットの見通しです。
英語が得意な方は、ご自身でプレゼン資料を読んだ方が良いかも知れませんが、
こちらの内容を抜粋、翻訳して説明します。
(スライドの内容)ということで、AIサーバーは強さが継続、PCは下期に回復、モバイルはAI搭載スマホ以外はやや弱そうですが、AI搭載の新製品が交換需要を促進するという見立てのようです。
続いてはこちらの内容ですが、
24Q2の計画として、
DRAMはQoQでティーンパーセントの中盤ということなので15%前後のビット出荷量の成長を予想されていて、HBM3Eの出荷量が増加する予想です。
NANDはB/Gは横ばいという予想ですが、eSSDの出荷量が増加する予想となっています。
生産については、需要が高度なノードの製品に集中しており、設備投資が不可欠としていて、
24年の生産成長については、昨年の投資が慎重だったことやHBMで多くのダイを消費するため、限定的になるとコメントしています。
続いて、AIメモリについてです。
HBM3Eについては供給増加、次世代のHBM4についてはTSMCとの連携でMOUを締結、
DDR5については、高密度SVのDRAM需要をサポートするため1Bnmの32GBのDDR5製品を発売予定、
NANDについては、高密度eSSDの需要がAIによって高まると見立て、とのことです。
続いて、設備投資の見通しについてです。
ポイントとしては、今年の設備投資は当初予定よりも大きくなると予想されること、
設備投資は顧客からの需要に応じて決定されて、HBMだけでなく従来のDRAMもサポートするとのことで、
設備投資に積極的な姿勢がわかります。
DRAMについては、20兆ウォン投資して新しいDRAMの工場を建設すること、
そして、HBMについては初めて米国に進出して、38.7億ドル投資して、先進PKGの工場を建設するようです。
米国の工場については、このスライドの記事のようにすでに公表済みの情報ですし、
TSMCとの連携についても公表済みではありましたが、HBM, DRAMへの投資に積極的な姿勢には翳りがない内容でした。
24Q1 決算説明会_Q&A質疑応答
続いてQ&Aに入りたいんですが、今日の決算発表だったこともあり、まだ準びができていません。
今日はたまたま午後に自由な時間が取れたので、こうして動画を作っていますが、
使える時間も限られているので、もし需要があれば、Q&Aの内容も作成してYoutubeかXで投稿したいと思いますので、YoutubeかXでコメントいただければと思います。
まとめは(スライドの内容)の通りです。
チャンネル登録・高評価よろしくお願いします。
メモリ大手3社の現状と今後の見通し
まとめ
では、まとめです。
DRAMのQoQでの出荷量の減少も前回の決算時にコメントがあったので、驚くことはなく、
DRAM、NANDとも24年はビット出荷量はあまり増えそうにないですがASPの上昇でメモリ各社の好業績は続きそうですし、来年以降は積極的な設備投資のおかげで、供給も増えてきて、さらに業績が拡大する可能性もあるので、今後に期待したいと思います。
私はSKハイニクスは持っていなくて、マイクロンを保有してるのですが、当面は変わらずホールドする予定です。
ここまでご視聴いただいた方の中にも、あれこれ考えながらも、最終的に投資系インフルエンサーの意見に乗っかってしまう人もいるかと思います。
ただ、投資の利益も損失も受け取るのはあなた自身ですので、人の意見に左右されず、自分で調べて事実やデータを確認して、自分の頭で考えて、自分の責任のもと判断して投資をすることが大事です。
長期的にはその経験がご自身の資産なると思います。
この動画が考えるための材料として役立っていたら嬉しいです。
あと、FIREを目指している方は一緒に頑張りましょう。
私は0歳、2歳の子持ちで、夜中に0歳の子供を抱っこしながら、Youtube動画の準備をしています。
先週は家族が風邪でダウンしており、思うように作業ができず、前回の動画から2週間も時間が空いてしまいました。
ですが、自分のペースであればYoutubeも収益化できるはず、と信じて、行動を続けています。
社会人になったころはお金も知識もなく、FIREなんて夢のまた夢でしたが、一歩一歩でも諦めずに続ければいつか到達できると信じています。
以上が「SK Hynix 24Q1決算_徹底解説」の内容でした。
この動画が参考になったという方は、チャンネル登録、高評価よろしくお願いします。
最後までご視聴いただき、ありがとうございました。
(以上)