こんにちは!やん(@yan_blog3)です。
ロシアによるウクライナ侵攻により、世界的な経済や市場の混乱の懸念が高まり、金価格が上昇しています。
「有事の金」と言われるように金は安全資産として知られており、ウクライナ情勢の緊迫や、各国のロシアに対する制裁措置が強化がされる中で、金への注目が高まっています。また金よりも変動の大きい金鉱株に注目される方も多いことと思います。
米国株の金鉱株に投資したいな〜
企業のことは分かった上で投資したいけど、
自分で企業分析をするのは難しいし面倒!
そんな方に向けて、本記事では、金採掘権取得・投資会社のフランコ・ネバダ(FNV)の会社概要、財務状況について解説します。ご興味ある方はぜひ記事をご覧ください。
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まとめ
はじめにまとめです。
・フランコ・ネバダ(FNV)はカナダの金採掘権取得・投資会社。
・フランコ・ネバダ(FNV)のビジネスモデルは、自社で鉱山を保有せず、他社の鉱山開発に出資することで、対価として収益や採掘物を受け取る「ロイヤリティ」「ストリーミング」。
・2020/12期の売上高は1,020 百万ドル(YoY+21%)、営業利益率 +58%、当期純利益率+32%。
▶︎2021/09期(Q3)の売上高は 316百万ドル(YoY+13%)、営業利益率+62%、当期純利益率+53%
・2020/12期のROEは+6 %
・2020/12期の営業CFマージンは79%
・2020/12期の自己資本比率 97%、流動比率 1,248%、固定比率 91%、固定長期適合比率 89%
▶︎2021/09期(Q3)の自己資本比率 97%、流動比率1,357%、固定比率93%、固定長期適合比率91%
・配当利回り(予想)は0.9%
・現在の株価は147.13ドル(実績PER 40.9倍)
ウクライナ情勢の緊迫や、ロシアへの制裁措置の強化で、世界的に不安が高まっている局面なので、個人的には金・金鉱株への投資はポジティブに考えています。フランコ・ネバダ(FNV)は通常の金鉱会社とビジネスモデルが異なるため収益性が非常に高く、安全性も高い企業なので投資対象として面白い銘柄と思いました。金鉱株への投資の一つの選択肢として投資を検討したいと思います。
(※投資は全て自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
会社概要
フランコ・ネバダ(FNV)はカナダの金採掘権取得・投資会社です。
フランコ・ネバダ(FNV)のビジネスモデルは、自社で鉱山を保有せず、他社の鉱山開発に出資することで、対価として収益や採掘物を受け取る「ロイヤリティ」、「ストリーミング」です。
「ロイヤリティ」は出資した採掘事業の収益の一部を受け取るもので、「ストリーミング」は採掘費用の支払いと引き換えに採掘物の全てまたは一部を購入できるものです。詳細はFNVの Our Business Model をご覧ください。
FNV の詳細についてご興味ある方は、下記リンク先からプレゼンテーション資料をご覧ください。
出所: FNV Corporate Presentation
財務状況
業績と株価を確認していきます。(※財務データの出所は以下)
売上・営業利益・当期純利益(年次)
年次の売上・営業利益・当期純利益は以下の通りで、2020/12期の売上高は1,020 百万ドル(YoY+21%)、営業利益率 +58%、当期純利益率+32%となっています。FNVは鉱山を保有しておらず、探鉱や採掘もしていないため低コストなので、非常に収益性が高くなっています。また、売上高と利益とも順調に伸びていることが分かります。
売上・営業利益・当期純利益(四半期)
四半期の売上・営業利益は以下の通りで、2021/09期(Q3)の売上高は 316百万ドル(YoY+13%)、営業利益率+62%、当期純利益率+53%となっています。2021年は前年同期比で更に売上・利益が伸びていることが分かります。ビジネスモデルが通常の金鉱会社とは異なるのですが、それにしても営業利益率60%超は非常に高収益ですね。
EPS(年次)
年次のEPS(一株当たり利益)推移は以下の通りで、2020/12期のEPSは1.7USDとなっています。過去2年はEPSが急上昇しており、2021年以降の業績も好調なので2021/12期のEPSも期待できそうです。
EPS(四半期)
四半期のEPS(一株当たり利益)推移は以下の通りで、2021/09期(Q3)のEPSは0.87USDとなっています。2021年のEPSは堅調に推移していることが分かります。
ROE
年次のROEの推移は以下の通りです。2020/12期のROEは 6%となっています。
キャッシュフロー・営業CFマージン
キャッシュフロー、営業CFマージンの推移は以下の通りです。2020/12期の営業CFマージンは 79%と非常に高い水準となっています。過去10年以上(2009-2020)の営業CFマージンは57-79%で推移しており、収益性が非常に高いことが分かります。
バランスシート(安全性)
安全性を確認するために、貸借対照表(バランスシート)の項目をグラフにしました。
2021/09期(Q3)の自己資本比率 97%、流動比率1,357%、固定比率93%、固定長期適合比率91%となっています。
自己資本比率 | 97% |
流動比率 | 1,357% |
固定比率 | 93% |
固定長期適合比率 | 91% |
配当
一株当たり配当の推移は以下の通りです。2020/12期の一株当たり配当(実績)は 1.03ドル、現時点での2021/12期の一株当たり配当(予想)は1.28ドル(予想配当利回りは 0.9%)となっています。
株価
続いて株価を確認していきます(2022年2月25日時点)。
現在の株価は147.13ドル(実績PER 40.9倍)となっています。高収益な企業なだけにPERは高いですね。チャートの形状は三角持ち合いの様な形になっており、上にブレークアウトできるかどうか注目です。
出所:Trading View
ウクライナ情勢の緊迫や、ロシアへの制裁措置の強化で、世界的に不安が高まっている局面なので、個人的には金・金鉱株への投資はポジティブに考えています。フランコ・ネバダ(FNV)は通常の金鉱会社とビジネスモデルが異なるため収益性が非常に高く、安全性も高い企業なので投資対象として面白い銘柄と思いました。金鉱株への投資の一つの選択肢として投資を検討したいと思います。
(※投資は自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
<リアルタイムチャートはこちら>
まとめ
最後にまとめです。
・フランコ・ネバダ(FNV)はカナダの金採掘権取得・投資会社。
・フランコ・ネバダ(FNV)のビジネスモデルは、自社で鉱山を保有せず、他社の鉱山開発に出資することで、対価として収益や採掘物を受け取る「ロイヤリティ」「ストリーミング」。
・2020/12期の売上高は1,020 百万ドル(YoY+21%)、営業利益率 +58%、当期純利益率+32%。
▶︎2021/09期(Q3)の売上高は 316百万ドル(YoY+13%)、営業利益率+62%、当期純利益率+53%
・2020/12期のROEは+6 %
・2020/12期の営業CFマージンは79%
・2020/12期の自己資本比率 97%、流動比率 1,248%、固定比率 91%、固定長期適合比率 89%
▶︎2021/09期(Q3)の自己資本比率 97%、流動比率1,357%、固定比率93%、固定長期適合比率91%
・配当利回り(予想)は0.9%
・現在の株価は147.13ドル(実績PER 40.9倍)
ウクライナ情勢の緊迫や、ロシアへの制裁措置の強化で、世界的に不安が高まっている局面なので、個人的には金・金鉱株への投資はポジティブに考えています。フランコ・ネバダ(FNV)は通常の金鉱会社とビジネスモデルが異なるため収益性が非常に高く、安全性も高い企業なので投資対象として面白い銘柄と思いました。金鉱株への投資の一つの選択肢として投資を検討したいと思います。
(※投資は全て自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。