こんにちは!やん(@yan_blog3)です。
ブラジルの石油大手のペトロブラス(PBR)について知りたい!
そんな方に向けて書きました。
本記事では、ブラジルの石油大手のペトロブラス(PBR)の会社概要、22Q1決算と財務状況について紹介します。ご興味ある方はぜひ記事をご覧ください。
(※投資は自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
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なぜいま石油・天然ガス銘柄が注目されるのか?
「なぜいま石油・天然ガス銘柄が注目されるのか?」については下記の関連記事の中で説明しています。ご興味ある方は下記リンク先をご覧ください。
広瀬隆雄さん(じっちゃま)もPBRに注目
YoutubeやTwitterなどでも注目を集める投資家の広瀬隆雄さん(通称:じっちゃま)も、過去の動画でペトロブラス(PBR)に言及されており、それがきっかけでPBRに興味を持った方も多いのではないでしょうか。
広瀬隆雄さんのご説明はとても勉強になります。PBRが割安で放置されている理由についてご興味ある方はぜひ下の動画をご覧ください。
PBR まとめ
最初にまとめです。
- ペトロブラス(PBR)はブラジル拠点の石油・天然ガス生産を行う会社。
- 原油輸出(22Q1)は中国56%、欧州14%、中南米9%と中国比率が高い
- 原油価格の高騰を受けて平均販売価格が上昇
- 2021年の原油・NGLの平均販売価格 67.45ドル/バレル(2021年)
- 対して、2022Q1のブレント原油平均価格101.4ドル/バレル(22Q1)
- (22Q1の平均販売価格の情報が見つからなかったが、2021年比で大幅上昇と考えられる。)
- 2021/12期(通期)の売上高は 83,996百万ドル(前年同期比 +56%)、営業利益率 +39%
- 2022/03期(Q1)の売上高は 27,189百万ドル(前年同期比 +73%)、営業利益率 +45%
- 2021/12期(通期)の営業CFマージンは+45%
- 2022/03期(Q1)の営業CFマージンは+38%
- 2022/03期(Q1)の自己資本比率は 44%、流動比率 153%、固定比率 183%、固定長期適合比率 92%
- 22年の予想1株当たり配当$3.26、予想配当利回り23%
- 現在の株価は14.51ドル、PER(Forward P/E)3.58倍 (2022年5月13日時点)
ブラジルの企業で過去にスキャンダルがあったことで敬遠される方もいるかも知れませんが、石油価格の高騰を背景に業績は好調、低PER・高配当の銘柄なので、とても魅力的に思います。
ただし、米国では大幅な利上げがやQTが予想されており、原油価格もロシア情勢や中国のロックダウンによって大きく変動する可能性があるので、世界情勢を注視しながらリスク許容度の範囲内で投資検討をしていきたいと思います。
(※投資は全て自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
会社概要
ペトロブラス(PBR)はブラジル拠点の石油・天然ガス生産企業です。
ブラジルの国有企業で、ブラジルの海洋油田で石油・ガスの探鉱・生産をしています。ブラジルで13カ所の製油所を運営しており、日量220万バレルの精製能力を持ちブラジル全土に精製品と天然ガスを供給しています。
業績・財務状況
続いて、業績や財務の状況を確認していきます(数値は下記リンク先のPBRのIR資料を基にしています。)
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売上・営業利益・当期純利益(年次)
年次の売上・利益は以下の通りです。2021/12期の売上高 83,966百万ドル(YoY+56%)、営業利益率+39% となっており、コロナ禍で落ち込んだ業績が急回復して、売上・利益とも好調であることが分かります。
売上・営業利益・当期純利益(四半期)
四半期の売上・営業利益は以下の通りです。2022/03期(Q1)の売上高は27,189百万ドル(YoY+73%)、営業利益率+45%なっており、21年比でさらに売上・利益が伸びていることが分かります。
平均販売価格
2021年の平均販売価格は下記の通り、Oil&NGL(石油・天然ガス液)が67.45USD/バレルとなっていました。
22Q1(2022年3月期)の平均販売価格の情報が見つからなかったのですが、22Q1の平均ブレント原油価格が101.4ドル/バレルとなっていることから、平均販売価格も大幅に上昇していると考えられます。
主な輸出先
原油輸出(22Q1)は中国56%、欧州14%、中南米9%と中国比率が高くなっています。
中国ではゼロコロナ政策でロックダウンが実施されるなど、石油需要が減少する可能性があり、中国での石油需要がPBRの業績にも影響する可能性があります。その点でも中国の石油需要については今後も注視が必要です。
キャッシュフロー・営業CFマージン
キャッシュフローは以下の通りで、営業CFマージンは2021/12期(通期)は+45%、2022/03期(Q1)は+38%と堅調に推移しています。
バランスシート(安全性)
続いて財務的な安全性を見ていきます。
2022/03期(Q1)の自己資本比率は44%、流動比率は153%、固定比率は183%、固定長期適合比率は92%となっており、安全性に問題はなさそうです。
自己資本比率 | 44% |
流動比率 | 153% |
固定比率 | 183% |
固定長期適合比率 | 92% |
安全性の指標の見方が分からない方はこちらの書籍がおすすめ!
配当
2022年の予想1株当たり配当は$3.26、現時点での予想配当利回りは23%となっています。この配当利回りの高さは魅力的ですね。
株価
現在の株価は14.51ドル、PER(Forward P/E)3.58倍 (2022年5月13日時点)となっています。
株価は原油高騰を受けて上昇基調が続いており、コロナ前の水準に戻ってきたところです。
(※投資は自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
<リアルタイムチャートはこちら>
PBR まとめ(再掲)
最後にまとめ(再掲)です。
- ペトロブラス(PBR)はブラジル拠点の石油・天然ガス生産を行う会社。
- 原油輸出(22Q1)は中国56%、欧州14%、中南米9%と中国比率が高い
- 原油価格の高騰を受けて平均販売価格が急上昇
- 2021年の原油・NGLの平均販売価格 67.5ドル/バレル(2021年)
- 対して、2022Q1のブレント原油平均価格101.4ドル/バレル(22Q1)
- 22Q1の平均販売価格の情報が見つからなかったが、2021年比で大幅上昇と考えられる。
- 2021/12期(通期)の売上高は 83,996百万ドル(前年同期比 +56%)、営業利益率 +39%
- 2022/03期(Q1)の売上高は 27,189百万ドル(前年同期比 +73%)、営業利益率 +45%
- 2021/12期(通期)の営業CFマージンは+45%
- 2022/03期(Q1)の営業CFマージンは+38%
- 2022/03期(Q1)の自己資本比率は 44%、流動比率 153%、固定比率 183%、固定長期適合比率 92%
- 22年の予想1株当たり配当$3.26、予想配当利回り23%
- 現在の株価は14.51ドル、PER(Forward P/E)3.58倍 (2022年5月13日時点)
ブラジル企業で過去にスキャンダルがあったことで敬遠される方もいるかも知れませんが、石油価格の高騰を背景に業績は好調、低PER・高配当の銘柄なので、とても魅力的に思います。
ただし、米国では大幅な利上げがやQTが予想されており、原油価格もロシア情勢や中国のロックダウンによって大きく変動する可能性があるので、世界情勢を注視しながらリスク許容度の範囲内で投資検討をしていきたいと思います。
(※投資は全て自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
最後に(お願い)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
本記事がペトロブラス(PBR)について理解を深めるお役に立っていれば幸いです。
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