こんにちは、やん(@yanblog3)です。
米国の製薬会社のイーライ・リリー(LLY)について知りたい!
そんな方に向けて書きました。
本記事では、イーライ・リリー(LLY)の会社概要、製品、業績、財務状況(〜22Q1)などについて解説します。
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LLY まとめ
はじめにまとめです。
- イーライ・リリーは、糖尿病や心不全、癌などの治療薬を開発する米国の製薬会社
- 糖尿病の治療薬(トルリシティ)、COVID-19の抗体、癌の治療薬(サイラムザ、ベージニオ)、関節炎の治療薬(トルツ)など多数の製品を保有する
- 2021/12期 (通期) の売上高 28,318 百万ドル(YoY +15%)、営業利益率+27%
- ▶︎ 2022/03期(Q1)の売上高 7,810 百万ドル(YoY +15%)、営業利益率は +33%
- 2021/12期(通期)のROEは76%
- 2021/12期 (通期) の営業CFマージンは +26%
- 2021/12期 (通期) のフリーCFマージンは +19%
- 2022/03期(Q1)の自己資本比率は 20%、流動比率 127%、固定比率 317%、固定長期適合比率 89%
- 2021/12期の“1株あたり配当(DPS)”は3.40USD、配当性向は56%
- 2022/12期の予想”1株あたり配当”は3.92USD、現時点での予想配当利回りは 1.2 %(2022/7/20時点)
- 現在の株価は326.2ドル、PER(予)39.84倍(2022年7月20日時点)
本記事がLLYについて理解を深める一助になっていれば幸いです。
(投資は全て自己責任です。ご自身の判断と責任でお願いします。)
基本情報
米国のイーライ・リリーは、糖尿病や心不全、癌などの治療薬を開発する米国の製薬会社です。
設立は1876年の歴史のある医薬品企業で、糖尿病の治療薬(トルリシティ)、COVID-19の抗体、癌の治療薬(サイラムザ、ベージニオ)、関節炎の治療薬(トルツ)など多数の製品を保有しています。
会社概要 | |
---|---|
本社所在地 | 米国 インディアナ州 |
設立 | 1876 年 |
事業 | 製薬 |
従業員数 | 38,680人 |
売上高 | $ 28,318 百万ドル(2021/12期) |
企業IR | URL |
製品・売上構成
LLYの主要製品の概要と、売上構成は以下の通りです。
22Q1の売上構成を見ると、主要5製品で全体の40%以上を占めており、COVID-19の抗体が全体の約19%を占めていることが分かります。
製品例 | 概要 |
---|---|
Trulicity | 糖尿病の治療薬 |
Taltz | 関節症性乾癬、関節炎などの治療薬 |
Verzenio | 乳癌の治療薬 |
Jardiance | 糖尿病・心不全の治療薬 |
Cyramza | がんの治療薬 |
「COVID-19の抗体」の恩恵を受けている面もありますが、他の製品の売上も成長しており、全体的に売上は好調であることが分かります。
業績・財務状況
続いて、業績や財務状況を確認していきます(数値は下記リンク先のIR資料を基にしています。)
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売上・利益(年次)
2021/12期 (通期) の売上高 28,318 百万ドル(YoY +15%)、営業利益率+27%と、売上・利益とも堅調に推移しています。
ROE
2021/12期(通期)のROEは76%(!)と非常に収益は高い水準で推移しています。
売上・利益(四半期)
続いて四半期ごとの売上・利益ですが、2022/03期(Q1)の売上高は 7,810 百万ドル(YoY +15%)、営業利益率は +33%と堅調に推移しています。
キャッシュフロー
年次のキャッシュフローの推移は以下の通りです。
フリーキャッシュフローは安定してプラスで推移しており、2021/12期 (通期) の営業CFマージンは +26%、フリーCFマージンは +19%と、収益性が高いことが分かります。
バランスシート(安全性)
2022/03期(Q1)の自己資本比率は 20%、流動比率 127%、固定比率 317%、固定長期適合比率 89%となっており、自己資本比率は低いものの、流動比率は120%超でキャッシュフローも堅調なので、短期的には安全性に大きな問題はなさそうです。
自己資本比率 | 20% |
流動比率 | 127% |
固定比率 | 317% |
固定長期適合比率 | 89% |
安全性の指標の見方が分からない方はこちらの書籍がおすすめ!
配当
2021/12期の“1株あたり配当(DPS)”は3.40USD、配当性向は56%となっています。
2022/12期の予想”1株あたり配当”は3.92USD、現時点での予想配当利回りは 1.2 %(2022/7/20時点)となっています。
配当利回りは高くはないものの、業績堅調で連続増配しており配当性向も高いので、インカムゲインの点でも魅力を感じます。
株価
現在の株価は326.2ドル、PER(予)39.84倍(2022年7月20日時点)となっています。
株価は右肩上がりで上昇しており、業績堅調で高収益の企業なのでバリュエーションが高くなるのも自然ではありますが、PERは約40倍と他の医薬品企業と比べても高い値になっています。
(他の医薬品企業についてはこちらの記事を参照ください)
出所:Trading View
<リアルタイムチャートはこちら>
LLY まとめ(再掲)
最後にまとめ(再掲)です。
- イーライ・リリーは、糖尿病や心不全、癌などの治療薬を開発する米国の製薬会社
- 糖尿病の治療薬(トルリシティ)、COVID-19の抗体、癌の治療薬(サイラムザ、ベージニオ)、関節炎の治療薬(トルツ)など多数の製品を保有する
- 2021/12期 (通期) の売上高 28,318 百万ドル(YoY +15%)、営業利益率+27%
- ▶︎ 2022/03期(Q1)の売上高 7,810 百万ドル(YoY +15%)、営業利益率は +33%
- 2021/12期(通期)のROEは76%
- 2021/12期 (通期) の営業CFマージンは +26%
- 2021/12期 (通期) のフリーCFマージンは +19%
- 2022/03期(Q1)の自己資本比率は 20%、流動比率 127%、固定比率 317%、固定長期適合比率 89%
- 2021/12期の“1株あたり配当(DPS)”は3.40USD、配当性向は56%
- 2022/12期の予想”1株あたり配当”は3.92USD、現時点での予想配当利回りは 1.2 %(2022/7/20時点)
- 現在の株価は326.2ドル、PER(予)39.84倍(2022年7月20日時点)
本記事がLLYについて理解を深める一助になっていれば幸いです。
(投資は全て自己責任です。ご自身の判断と責任でお願いします。)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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