こんにちは!やん(@yan_blog3)です。
米国株の石油・天然ガス銘柄に投資したいな〜
企業のことは分かった上で投資したいけど、
自分で企業分析をするのは難しいし面倒!
そんな方に向けて、本記事では、米国の石油・ガス生産会社のコンチネンタル・リソーシズ(CLR)と、石油・天然ガス市場の動向の会社概要、財務状況について解説します。ご興味ある方はぜひ記事をご覧ください。
\石油・天然ガス関連19銘柄まとめ記事はこちら/
まとめ
はじめにまとめです。
・経済活動再開による原油需要増加予想と供給懸念拡大により原油・天然ガス価格が高騰
・コンチネンタル・リソーシズ(CLR)は米国の石油・ガス生産会社
・2020/12期の売上高は 2,586百万ドル(YoY-44%)、営業利益率-11%、当期純利益率-23%。
▶︎2021/09期(Q3)の売上高は 1,341百万ドル(YoY+94%)、営業利益率は+41%、当期純利益率+28%
・2020/12期のROEは -9 %
・2020/12期の営業CFマージンは+55%
・2020/12期の自己資本比率は 44%、流動比率99%、固定比率 215%、固定長期適合比率 100%
▶︎2021/09期(Q3)の自己資本比率は47%、流動比率 141%、固定比率 187%、固定長期適合比率 96%
・配当利回り(予想)は 1.5%、
・現在の株価は55.26ドル、実績PER 24.5倍
ロシアによるウクライナ侵攻の懸念など、原油・天然ガス高騰の要因が複数ある中で、原油・天然ガス関連銘柄は、より一層の業績向上が期待できるため面白い銘柄と思いました。原油・天然ガスなどのエネルギー資源の需給状況を注視ながら投資検討をしたいと思います。
(※投資は全て自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
原油・天然ガスの市場動向
会社概要・財務状況を見る前に、まずは原油・天然ガスの市場動向を確認していきます。
原油価格の高騰
まずは原油価格から確認していきます。原油価格の指標のWTIの推移は下記の通りで、7年ぶりの高値を付けるほど急上昇しています。
天然ガス価格の高騰
続いて天然ガス価格を確認します。天然ガス価格は昨年の夏頃から急上昇しています。
価格高騰の背景:需要増加予想と供給懸念
原油・天然ガス価格高騰の背景には、コロナで低迷した経済が再開する中での原油需要の増加が予想されること、また原油・天然ガスの供給懸念の拡大があります。以下に原油・天然ガス価格高騰の要因を5つ挙げます。
① 経済活動再開により原油需要が増加すると予想されている
② 先進国では脱炭素社会に向けて原油生産を制限(原油生産量を増やすことができない)
③ OPEC(石油輸出機構)は増産による原油安を懸念して増産に慎重な姿勢
④イラク・トルコの主要パイプライン爆発による供給懸念(復旧済み)
⑤ロシアがウクライナに侵攻すれば、ロシア-ドイツの天然ガスの海底パイプライン「ノードストリーム2」が停止される可能性があり、欧州全体のエネルギー供給懸念が拡大している
全部紹介すると長くなるので、いま特に注目を集めている⑤ロシアのウクライナへの侵攻について説明します。
ウクライナは欧州連合(EU)とロシアの両方と国境を接しており、旧ソビエトだったことからロシアと繋がりの深い国です。
現在、ウクライナとロシアの国境付近に数万人規模のロシア軍が集結しており、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が懸念されています。
これに対して、ドイツのショルツ首相は、ロシアがウクライナに侵攻すれば、ロシアの天然ガスをドイツに送る海底パイプライン「ノードストリーム2」の停止を検討するとコメントしています。
もしロシアがウクライナに侵攻することがあれば、ロシアからの天然ガス供給が減少し、これは天然ガス価格の急騰を招く恐れがあります。この問題は現在進行中で、どう転ぶか分からない状況ですが、こういった地政学リスクもエネルギー資源の高騰の一つの要因となっています。
ロシアとの対立が欧州全体に与える影響については以下の記事を参照ください。
会社概要
コンチネンタル・リソーシズ(CLR)は米国の石油・ガス生産会社です。
CLR の詳細についてご興味ある方は、リンク先から会社ウェブサイトやプレゼンテーション資料をご覧ください。
出所: CLR プレゼンテーション資料
財務状況
続いて、業績や財務状況を確認していきます。
※財務データは以下を参照しグラフを作成しています(出所:以下リンク先)
売上・営業利益・当期純利益(年次)
年次の売上・営業利益・当期純利益は以下の通りで、2020/12期の売上高は 2,586百万ドル(YoY-44%)、営業利益率-11%、当期純利益率-23%となっており、2020/12期はコロナの影響で業績が低迷していました。
売上・営業利益・当期純利益(四半期)
四半期の売上・営業利益は以下の通りで、2021/09期(Q3)の売上高は 1,341百万ドル(YoY+94%)、営業利益率は+41%、当期純利益率+28%となっており、コロナで急落した業績が回復していることが分かります。
ROE
年次のROEの推移は以下の通りです。コロナの影響で2020/12期のROEは -9%と低迷しています。
キャッシュフロー・営業CFマージン
年次のキャッシュフロー、営業CFマージンの推移は以下の通りで、2020/12期は業績が低迷しているものの、営業CFマージンは +55%と高い水準で推移しています。
バランスシート(安全性)
続いて財務的な安全性を見ていきます。
2021/09期(Q3)の自己資本比率は47%、流動比率 141%、固定比率 187%、固定長期適合比率 96%となっており、安全性に大きな問題はなさそうです。
自己資本比率 | 47% |
流動比率 | 141% |
固定比率 | 187% |
固定長期適合比率 | 96% |
配当
一株当たり配当の推移は以下の通りです。2020/12期の一株当たり配当(実績)は0.05ドル、現時点での予想配当利回りは1.5%となっています。
株価
最後に株価を確認していきます(2022年2月3日時点)。
現在の株価は55.26ドル、実績PER 24.5倍となっており、石油・天然ガス価格の高騰を背景に急上昇しています。
出所:Trading View
ロシアによるウクライナ侵攻の懸念など、原油・天然ガス高騰の要因が複数ある中で、原油・天然ガス関連銘柄は、より一層の業績向上が期待できるため面白い銘柄と思いました。原油・天然ガスなどのエネルギー資源の需給状況を注視ながら投資検討をしたいと思います。
(※投資は自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
<リアルタイムチャートはこちら>
まとめ
最後にまとめです。
・経済活動再開による原油需要増加予想と供給懸念拡大により原油・天然ガス価格が高騰
・コンチネンタル・リソーシズ(CLR)は米国の石油・ガス生産会社
・2020/12期の売上高は 2,586百万ドル(YoY-44%)、営業利益率-11%、当期純利益率-23%。
▶︎2021/09期(Q3)の売上高は 1,341百万ドル(YoY+94%)、営業利益率は+41%、当期純利益率+28%
・2020/12期のROEは -9 %
・2020/12期の営業CFマージンは+55%
・2020/12期の自己資本比率は 44%、流動比率99%、固定比率 215%、固定長期適合比率 100%
▶︎2021/09期(Q3)の自己資本比率は47%、流動比率 141%、固定比率 187%、固定長期適合比率 96%
・配当利回り(予想)は 1.5%、
・現在の株価は55.26ドル、実績PER 24.5倍
ロシアによるウクライナ侵攻の懸念など、原油・天然ガス高騰の要因が複数ある中で、原油・天然ガス関連銘柄は、より一層の業績向上が期待できるため面白い銘柄と思いました。原油・天然ガスなどのエネルギー資源の需給状況を注視ながら投資検討をしたいと思います。
(※投資は全て自己責任です。ご自身の判断と責任でお願い致します)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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